数年前の6月下旬に静岡県御前崎で車中泊した時の車中泊のブログです。
まだエアコンを付けていないトラックの暑さの検証のために1泊の車中泊しました。
トラックの荷室は暑いというイメージがあるかもしれませんが、天井・壁・床にしっかりと断熱処理をしていて、窓も二重サッシでできるだけ面積が狭いものを設置したので、荷室内は外気よりも暑くないんです。と言っても真夏のエアコンなしは無謀なので、6月下旬にちょっと様子をみようと実験的に一泊しました。
ちょっとしたサプライズもあって、思い出深い旅になりました(笑)
行き先は静岡県の御前崎。よくテレビなどで台風の風速や高波のニュースでおなじみの海岸です。
まずは、御前崎近くの【福泉】という鮮魚店で昼ごはんのおかずを仕入れます。この店は、品数はそれほど多くは無いのですがサクを刺身用に切ってくれるので、自宅から酢飯を作って持ってきて海鮮丼を作って食べるというスタイルで何度か利用したことがあります。お店で海鮮丼を食べるのもいいけど、好きな刺身を買って自作海鮮丼にするのもキャンピングカーならではなので、気に入っています。
今回は、酢飯は作ってこなかったのでつまみと夕食でサクッといただきました。
相変わらず安くて旨いです。この時は特に生シラスが最高でした。
結構広い駐車場の海に近いトラックスペースに駐車しました。
海との間に車道がありますが、平日なのでほとんど車は通らないのでほどんど気になりませんでした。

食後はバックドアを全開にして御前崎の海の景色を堪能します。
とにかく開口部が広いので、入口のドアを少しだけ空けただけで、風が吹き抜けて心地良い。直射日光を防いでくれる東屋の下にいるような感覚で、「日陰のソファでゴロンと寛ろぐ」という感じです。
このあと、私はそのまま寝落ちしてしまい、後で奥さんに「窓開けっぱなして二人とも寝ちゃうわけにはいかないから、私は起きてたよ。ネットを見ながらのんびりしてた」と言われました(^^;)
夕方、暑さが和らいできたので少し周囲の散策をしました。
駐車場のすぐ裏手が高台になっていて、そこに灯台があります。
この日は内部の見学は終わっていたので、外観だけさっくりと見ました。
高台から見た海の景色もいい感じ。
灯台の周辺は「ねずみ塚」という石像がありました。これって何だろうな?と思いながら散歩しました。あじさいが綺麗な遊歩道です。
また灯台広場まで戻って、夕陽を眺めてからトラックに戻りました。
周辺は農地、民家、空き地が点在していて商業施設はほとんどなくて静かで時間がのんびり過ぎるような場所です。
山や高層ビルなど無いのでい海風の抜けが良く、何の変哲もない「郊外の風景」ですが、とても居心地が良いです。
これでサーフィンが趣味だったら最高の場所なんでしょうけど、サーフィン趣味では無くても結構お気に入りの場所です(笑)。
この日の夕飯は、家から持参したレトルトカレーとサラダで簡単に済ませました。
こういう時のために、出先の道の駅やスーパーなどで、ご当地カレーとか珍しいレトルトカレーなどを買いだめしています。
トラックのレイアウトは後ろ半分がリビング兼ベッドスペースです。
日中は向かい合わせのソファースタイルですが、ソファの奥行きが70㎝あるので、そのまま背もたれをどかしてツインベッドにして就寝します。

リビングは床面が一段高くなっている小上りスタイルで、下は広大なラゲッジスペースになります(右画像でソファ下の黒い布で覆われている部分がラゲッジスペースです)。
小上りは床より30㎝程高くなっているので、156㎝の奥さんはほぼ立てますが、私は少しかがんで歩くのですが、この子上り内ではほとんど歩き回ることは無いのでさほど問題はありません。
この床の高低差は広い室内に変化を加えることが出来て、作って良かったと思います。
この車は車内で長時間過ごす事を剪定にしているので、ワンルームではなく、2ルーム的な住み分けができるので文字通りに【家・別荘)】の雰囲気が味わえます。

まだソファやクッションの生地は仮のものなのですが、追ってちゃんとしたものを作る予定です。
朝食はパンとサラダ。海沿いだと白米よりパンのイメージです(^^;)
朝9時ころで、車内で日が当たるところは35度、日が当たらないところは26度なのでまあまあ過ごしやすいです。
窓を開けて換気していれば、涼しくはないですが暑くもない感じでした。じっとしていれば余裕で過ごせます。
でも、これで外気が40度近くなったらちょっと厳しいでしょうね・・。
午前中はまだ周辺の散策。
駒形神社というこじんまりとした神社を参拝して、「初老夫婦の朝の散歩のルーティン」といった趣きの時間をすごしました(^^;)
昨日と違うルートを歩いていたら今度は「猫塚」がありました。少し離れた場所に設置されていたので昨日は気が付きませんでしたが、昨日の「ねずみ塚」とセットで逸話があるようでした。
駐車場まで戻り、駐車場に隣接するカフェ「Pacific Cafe」でランチ。ウチにしてはめずらしい「カフェめし」です(^^;)
パンケーキとパフェ、ドリンクをいただきました。個人的にホットケーキとパンケーキの違いが解らないのですがどういう定義なんでしょうね。
純喫茶ではホットケーキ、カフェではパンケーキなのでしょうか?(^^;)
女性が好きそうな甘い昼食でしたが、たまにはいいですね。
ランチのあともトラック内でまったり。少しランチが少なかったので私だけ少しパンを食べてました。
そしたらなにやら外で人の話し声が聞こえてきたので、窓から覗いたらテレビ番組のロケの準備が始まっていました。
外に出てみると「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」でした。見覚えのある電動バイクですぐにわかりました(笑)
ハイエースからバイクを搬出している様子やスタッフさんの打ち合わせなど、遠目に見学(笑)
いよいよ演者さんが登場! あっという間に出発していきました。
スタッフさんに「写真撮っていいですか?」と聞いたら、動画はNGだけど、写真OKならとの事でしたので、奥さんが写真撮りまくっていました(^^;)
旅のサプライズとして楽しませていただきました。
出川さんはこちらの声援に手を振って答えてくれて、この番組の典型的な「出発シーン」が撮れたんじゃないかと思います(笑)。
御前崎を出発して内陸に進み「KADODE OOIGAWA」という道の駅の様な複合施設に寄りました。
入口周辺は綺麗な植栽があってとてもおしゃれな雰囲気です。駐車場はバスサイズのマスがたくさんあって停めやすかったです。
場所柄、日本茶推しがすごいです。
自分で好みの茶葉をブレンドしてお茶を入れてボトルで持ち帰ることができるコーナーが楽しいです。

お茶推しの熱量がすごくて、普段はあまり自宅で茶葉でお茶を淹れることはないのですが、ついつい茶葉を買ってしまいそうです(^^;)
物販系以外に、ここの目玉は何といっても蒸気機関車です。
実物の展示だけではなく実際に動かすようです。時間的に合わなかったので見れませんでしたが、お子さんや鉄オタさん達には楽しい施設なんじゃないでしょうか。もちろん、私のように特に鉄道好きじゃなくても、蒸気機関車の迫力ある姿を目の前で見るとテンション上がります。
こちらで、鰻の巻きずしと鰺の握りを食べました。
鰻の巻きずしは酢飯の変わりにウナギのたれが染みたご飯で美味しかったです。
マシーンで絞るオレンジジュースも試してみました。県内の三ケ日ミカンではなくて、普通のオレンジですが搾りたてはいいですね。
今回の旅の最後は「蓬莱橋」です。大井川に架かる木造の橋で、897mの日本一長い木造歩道橋です。
通行料100円です。炎天下でしたが川の上には風が吹いていて比較的涼しさは感じましたが、やっぱり暑かったです(^^;)
対岸には特に何も特筆するものはないので、そのままUターンで戻ってきました。近くの茶屋で抹茶ソフトを食べましたが秒速で溶けるので落ち着いて味わえませんでした(^^;)

今回は1泊だけのお試し旅でしたが、トラックの遮熱性が肌感覚でわかりました。
やはり普通の車(鉄板)よりも断熱材の効きが良いと感じました。庫内が広いので分厚い断熱材をしっかりと入れられたのも良かったのだと思います。
これにエアコンを付ければ最強の耐熱キャンピングカーになると自信がつきました。
あとはエアコンの種類(車用か家用か)、設置の場所などを吟味してのんびりと完成させていこうと思います。
インテリア部分もまだ仮の部分があるので、その辺も少しづつ煮詰めて行こうと思います。
インテリアのテイストは白ベースにしているので、奥さんはカリフォルニアのラグナビーチの高級住宅地のようなモダンな感じに仕上げたいそうです(^^;)
トラックについては、何か手を加えたらまたアップしようかと思います。
いろいろ試して、商品車にもフィードバックできるよう頑張ります。