メルセデス・ベンツのトランスポーターというバンをベースに新しいデモカーを作りました。通称【ベントラ】です。
ベースカーを購入したのは去年の夏。
仕事の合間に少しずつ作業を進めて、最後の追い上げでここ2か月弱は作業に集中して、12月上旬にようやく車検完了しました!(長かった・・・)
ベントラのサイズは全長554m、全幅194㎝、高さ270㎝。
室内サイズは全長320m、全幅171㎝、高さ183㎝です。
ハイエースやキャラバンの標準サイズよりも2周りほど大きいです。
通れる道や駐車場など少し不便になるかとは思いますが、室内サイズが圧倒的に広いので今までのデモカーのエルグランドと真逆のキャラクターを楽しみたいと思います。
いままではアクティブに移動していろいろなスポットを精力的に観光しましたが、ベントラではゆっくり移動して1カ所にのんびり滞在するような旅を楽しもうと思います。
キャビン部分はかなり広々。特に足元の空間に余裕があります。
運転席と助手席の間もかなり広いので、ウォークスルーも楽です。リュックなどの荷物もサクッと置けるのもいいですね。
ハイエース・キャラバンはエンジンの上にシートがあるのですが、ベントラはボンネットにエンジンルームがあるので、振動・音もディーゼルバンの五月蠅さはあるものの、お尻の下からの振動は無くて長距離は少し楽かな・・と期待しています。
購入時には中途半端な架装がされていたので、全部取り払って新たに作りました。
このような感じで完成しました。
コンセプトは特には無いのですが、ホテルステイのような快適な空間を目指しました。
レイアウト的にも、とにかく広い空間をできるだけそのまま残して、長時間滞在しても疲れない(狭さを感じない)リラックスできる空間を意識しました。
実は二段ベッドで万年床スタイルのレイアウトも考えたのですが、上段が高くなるので寝がえりなどで車体が想像以上揺れることがわかったのでやめました。安眠は大事ですから・・。
電力のスペックは490Aのリチウムイオンバッテリー、3000wのインバーター、200wのソーラーパネル、50A の走行充電器。
設備はルーフエアコン、FFヒーター、電子レンジ、2ドア家庭用冷蔵庫、マックスファン2個、給排水、シンクなどです。
キャビンと室内の間は隔壁を作り、より部屋らしさを感じられるようにしました。
右側にキッチン、左側に家庭用冷蔵庫を設置して、その後方に向かい合わせのロングソファを設置しました。
このソファは間を埋めてベッドになります。ベッドサイズは長さ182㎝×幅171㎝と、かなり大きめです。
マットにはオーストリッチの個性的なフェイクレザーを使っているので、良いアクセントになっていると思います。
この長いスタイルのソファはベッド展開しなくてもツインベッドとしてこのまま横になることもできるので、仮眠にも便利です。
【すぐに仮眠できる】というのもキャンピングカーの魅力の一つだと思っているので、このレイアウトは販売車でも良く採用しています。
(奥さんがあまり体が丈夫ではないので、観光スポットから車に戻ってきてすぐに横になったり仮眠できるのは、個人的にも大きなメリットだと感じています)。
キッチンは幅136.5㎝で、シンクとウォータージャグ、排水タンク、スイッチボックス、収納引き出し、電気室があります。
冷蔵庫は家庭用の2ドアなので、冷凍食品やアイスクリームなどもしっかり収納できます。
冷蔵庫の横には跳ね上げ式のテーブルを付けました。ちょうど真上にマックスファンがあるので、カセットコンロなどはここで使う予定です。
キッチンの壁には海外から輸入した新しい素材のタイル調フィルムを使ってみました。
作業もしやすく質感・発色もかなりいい感じで、今後の商品車にも使っていけそうです。
スイッチ類はタワー型のスイッチボックスにまとめました
ソファは奥行き55㎝で座面高はソファより高めなのでダイネット的な感じになります。
実際に座ってみると、ファミレスのボックス席に座ってるような感じで長時間座っていても疲れなさそうです。
テーブルは幅121㎝と大きいので前後左右のスライド可能な昇降式の脚を採用し、ベッド展開時には油圧で下に降ろします。
照明はダウンライトと間接照明とキッチン部の3回路でそれぞれ調光できます。
バックドアにはパネルを貼りました。
天井は羽目板を張り、販売車でもよく使っているブラウン系のステインとワックス塗装仕上げ。
隔壁は入り口近なので、雨が入ることを想定して壁紙ではなく防水効果があるのションフロアを施工しました。コンクリート壁のデザインで無機質な感じを演出しました。
壁はメタルが錆びたようなデザインのパネル材を貼りました。この素材も始めて使うものでしたが、少し高価で専用の接着剤を使うなどコストはかかりましたが、独特な雰囲気があって存在感があります。今後も大型の車両だったら採用してみたいと思いました。
床は英国ヴィンテージ風の重厚感があるデザインです。メーカーの説明では昔のヨーロッパの仕立て屋や、 散髪屋の使い込まれた床をイメージしているという事でした。大柄なデザインなので、これも大型車でしか使えないと思ったので今回採用してみました。
収納はほぼ全面に天井収納を付けて、ソファの下も寝具など余裕で収納できる空間があります。
収納のハンドルは海外から輸入した渋めの真鍮素材にしました。
まだ紹介しきれない部分もあるので、今後はこのベントラのデモカーでの車中泊を紹介していきます。
前デモカーのエルグランドは少し手直ししてお値打ち価格で販売しようと思っています。四駆なので冬季の車中泊も安心の一台です。
とりあえず完成しましたが、長距離走行・設備可動諸々の確認のために1泊の試運転車中泊をしました。
行き先は走りたい距離的にちょうど良かった岐阜県近江八幡です。
今回は中央道経由で行きます。
途中の駒ケ根SAの南信州のご当地グルメが味わえるフードコートでランチ。私はローメン、奥さんは信州そばです。
ソースカツ丼とローメンとどちらにするか迷ったのですが、ソースカツ丼って北陸とか結構あちこちのご当地グルメになっているので、今回は南信州限定感があるローメンにしました。
ローメンは本来はマトン肉がデフォルトなのですが、ここはホルモンでした。ホルモンは甘みが合って食べやすくておいしかったです。麺は蒸した太麺でもっちり食感。ローメンは何度か食べたことがあるのですがスープがしゃばしゃばはいったものと、今回のように汁気がないものと2タイプあるようです。個人的には汁気が無い方が好みでした。テイクアウトもあったので、買っておいて晩酌のアテにするのも良さそうです。
このSAは初めて寄ったのですが、フードコートの様子がいい意味で【ザ・昭和】でした。今一部で人気のレトロなドライブインの趣で、なかなかいい感じでした。最近はどこのSAもやたらとおしゃれな感じになっていますが、個人的にはこういう時代に取り残されたような雰囲気が好きです。
高速を降りて、下道をゆるゆる走り【岩屋岩蔭遺跡】に到着。
こちらはかなりニッチな観光スポットで、2つの石の上に大きな石が覆いかぶさるような形を巨石群です。
良く見ると巨岩の中に岩屋神社の本殿が鎮座していますが、発掘調査によって、縄文時代早期から弥生時代の土器や石器が出土しており、古くから人々が生活していたことが分かっています。しかも、春分、秋分、冬至に巨石の間から太陽の光が差し込むことから、古代の太陽暦を躁的していた場所だったらしく考古学的にはとても貴重な場所のようです。この大岩もかなり離れた場所から移動したきたものらしくどうやって運んだのか謎の多い場所です。
途中、地元のボランティアらしき男性が声をかけてくれて、太陽が差し込むポイントなど詳しくチャクチャ―してくれました。
とても小規模な遺構ですが、とても丁寧に保存されていて地元で大事にされているのを感じました。
もう夕方になってきたのでこの日の観光はここだけにして、車中泊場所の近くの道の駅に向い、途中の地元ス―パーで買い出ししました。
小規模のス―パーでしたが、冷蔵庫の大きな面積で冷凍の【鶏ちゃん焼き】が売られていました。岐阜県下呂地方のご当地グルメです。何度か食べたことがありますが、大好きな料理です。鶏肉を各お店秘伝のたれに漬け込んで、野菜と一緒に鉄板で焼く郷土料理です。たれは醤油とみそベースの2種類があって、みそは濃厚で味噌の香ばしさが魅力、しょうゆは醤油の中の甘みを感じるご飯が進む味。両方美味しいです。1パック一人分で400円弱というお手軽さもいいですね。今回は醤油味を買いました。ほかに飛騨牛の切り落としと、明宝ハムなどを購入しました。
買い出しを終えて、車中泊先の【道の駅 飛騨金山ぬく森の里温泉】に到着。
ここは泉施設が併設されているので選びました。
宿泊・温泉・食事処が合体した施設がメインで、横に小規模な産直販売店があるだけなので道の駅としては少し物足りない感じでした。
駐車場も狭めでしたが空いていたので助かりました。
温泉は下呂温泉の湯という事でしたが、無色透明で特徴はなく入りやすい泉質でした。とにかく混雑していないのが最大の魅力でしたね(^^;)
温泉でしっかり温まった後はビールと明宝ハムで晩酌タイム。明宝ハムはこのエリアの道の駅やSAでたくさん販売されている有名なご当地の味。
今回はバジル入りのウインナーを買いましたが、ハムサイズで食べ応えがありました。安定のおいしさです(笑)
夕食のおかずは飛騨牛の切り落としを焼肉のたれで炒めました。油の甘みがあって柔らかくて美味しかったです。
カセットコンロでジュージュー焼きましたが、頭上のマックスファンのおかげで匂いは残らず快適でした。
ベッド展開時の写真を撮り忘れてしまったので、今後のブログで画僧をアップしていこうと思います。
今回の検証の一つに、ルーフエアコンの暖房を試すことです。
今回設置したルーフエアコンは冷暖房の機能があるので、消費電力はどのような感じなのかを試してみました。
外気0度、室温22℃に設定して約7時間ほど可動させたところ、440Aから152Aになっていたので、長期旅行は工夫が必要ですね。
一晩でこの減り具合は想定以上でした(^^;) 翌日走行充電とソーラパネルでフル満タンまで戻すのはかなり厳しいですかね~・・。
冬季は電気毛布併用のほうが安心かもしれません。
翌日の朝食に、明宝ハムと目玉焼き、トーストにしました。今度はハムを焼いてみましたが、個人的には焼かないほうが美味しいかな・・。
家電のホットサンドメーカーを買ってみようかとも思いましたが、小さいフライパン1個で適当にこうやってささっと焼くのが好きなので、当面はこのスタイルで行こうと思います。
この日は郡上八幡の市街地に行って、【郡上八幡博覧館】や町並み散策をしました。
中心部の駐車場は狭かったので、徒歩5分ほどの市役所の有料駐車場を利用しました。こちらは広々とした平置きなので、ベントラでも余裕でした。
5分の程歩くと郡上八幡の古い町並みになります。
郵便の車と町並みのコラボ・・いいですね~・・・
大正9年に造られた旧税務署の建物をリノベーションした【郡上八幡博覧館】に行きました。
館内には【水の都】と言われている郡上八幡の歴史・文化・職人などを紹介しています。奥さんはは藍染文化に興味があったようです。
郡上八幡といえば、【食品サンプルの街】としても有名です。
前に奥さんがこのエリアの別の施設の体験工房で食品サンプル作りの体験をしたことがありました。お湯の中に蝋を流してゆるゆると形作りながら固めてレタスやエビフライのサンプル品を作って楽しんでいました。
そんな思い出話をしながら、館内に展示された食品サンプルを鑑賞。すごくリアルで特に鯖押寿司なんか見事じゃないですか!(笑)
この博物館の目玉である【郡上踊りの実演】も鑑賞しました。
日に数回、踊り子さんが郡上踊りの紹介をしてくれます。
郡上踊りとは、400年以上の歴史がある壮大な盆踊りで、お盆を中心に30日間続く日本一長い盆踊りで、特にお盆には夜通し踊る【徹夜踊り】というのが有名ですよね。
踊り子さんのレクチャーでさわりだけ一緒に踊るのですが、シンプルな振り付けで初見の観光客でも気軽に参加できそうな感じでした。
下駄をカツンと音をたてながらリズムカルな踊りは高揚感とか一体感があっていいですね。
徹夜で踊るなんてもう体力的に自分胃は絶対無理ですけど、若い時に一回体験してみたかったですね。きっと一生の思い出になっただろうな・・。
日本の文化っていいなぁ・・と感じられた博物館のあとは、古い町並みを散策。
ちょうどお昼時だったのでおおや食堂といういい感じの食事処でご飯にしました。店先のカブがいい味出してます(笑)
オーダーしたのは「鶏ちゃん丼」と、「味噌カツ丼」です。
この店はの鶏ちゃん焼きはみそ味で、香ばしくて美味しかったです。
味噌カツも大好きな味わいで、赤味噌のみそ汁も鉄板の美味しさ。大満足のランチでした。
駐車場に戻ると、隣接する図書館の前に餌やりができる鯉が飼育されていました。
餌やりがあると、やらずにはいれない奥さんがさっそく餌を投げ入れますが、鯉はあまり反応がなかったです。
きっとあまりお腹が空いていなかったのでしょうね、数匹は寄ってきましたが塩対応されてました(^^;)
今回は動作確認の旅だったので、これで岐路に向かいます(仕事も待っていますので(^^;))
帰りの高速上の美濃加茂SAで焼和栗のソフトクリームを食べてみました。小さい角切りの焼き栗が入っていて美味しかったです。
帰宅後、郡上八幡の食品サンプルの鮭のキーホルダーをベントラ用のキーホルダーにしました。
冷凍で買った鶏ちゃん焼きはさっぱり系の醤油味でした。たっぷり野菜を入れて夕食で美味しく頂きました。
あと、車中泊した温泉施設で車内で食べようと思って買っておいた「しらさぎ物語」というアイスを食べ忘れてしまって、家まで持ってきてしまっていました(^^;) こちらも家で美味しくいただきました。下呂温泉のご当地銘菓のようで、サクッとしたビスケットでアイスをサンドしたものです。特に大きな特徴はないですが、普通に美味しいかったですが、現地で食べたほうが美味しさ倍増だった気がします(^^;)
今回の車中泊は車の不具合チェックを兼ねたテスト走行なので、軽めの旅でしたがそれなりに楽しめました。
岐阜の郡上八幡周辺には何度か訪れたことはあったのですが、有名な郡上踊りに関しては触れたことが無かったので、丁度良い機会でした。
駐車場の問題で郡上八幡城までは行けなかったのですが、遠目にその姿を見ることはできました(^^;)。
今回の旅で検証できたのは、
ベース車両の走行、走行時の建具のがたつき、
マックスファンの換気(料理時)、ルーフエアコンでの暖房、
ベッド展開・寝心地、キッチンや収納の使い心地等々、
気になっていたところはほぼチェックできました。
まだまだベントラは進化させているつもりです。
車中泊ブログを順次アップしていく予定です。































































